萌えイラストの例
ひとくちに萌えイラストといっても、その範囲は広く、美少女のイラストはもちろん、ネコ等の動物や中年男性までもが対象になります。ここでは文章で示すよりも、Skillotsのクリエイターさんの作品例を掲載し、萌えイラストのジャンル分けをしたいと思います。
※定義や感性には個人差があるため、普遍的なジャンル分けではない旨ご了承ください。
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王道美少女系
萌えイラストといったらやっぱりコレ!女子生徒やメイド、看護婦さん、ツンデレ、ほんわかなどタイプも様々です。
©ひみつ
©キヨイチ
©キッポウ
©hail
©ぬまこ
©佐糖アメ
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格闘美少女系
格闘ゲームの美少女キャラクターの登場により、この分野の萌えが発生。戦う女性は美しい!
©森繁
©天野しんや
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チビキャラ系
「SDキャラ」とも呼ばれ、2~4等身で描かれたキャラクター。アニメキャラクターをチビキャラフィギュアにした「ねんどろいど」シリーズは大人気。
©由井
©町田ナツメ
©とりぷるあーる
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ネコ耳/ケモノ耳系
古来から化け猫は浮世絵や狂言などで人気のモチーフでしたが、漫画やアニメ・ゲームに様々なネコ耳・獣耳美少女キャラクターが登場し、萌えの一ジャンルとして確立しました。「日本獣耳普及委員会」
©Kippow
©藍沢ちひろ
©町田ナツメ
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魔法少女/魔女っ娘系
萌えを語る上で外せないのが魔法少女の存在です。特に1980年代の魔法少女シリーズ(『魔法の天使クリィミーマミ』など)は未だに根強い人気があります。魔法少女アニメの金字塔、『セーラームーン』は欧米でも人気を誇っています。
©mm
©木白紗矢
©さとるF
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美男子/美少年系
萌えイラストは美少女ばかりが対象ではありません。美男子や美少年は、多くの女性ファンをひきつけるテーマです。
©ソバコ
©オオツキ
©CoCoLo
萌えイラストの歴史
古来のイラスト文化が昇華し「萌え」へ
平安時代の絵巻物や江戸時代の浮世絵に代表されるように、日本には古来からイラストレーションの文化が根付いています。絵巻物や浮世絵のモチーフは美女や美男子が多く、その時代の貴族・庶民を大いに楽しませていたことは想像に難くありません。その脈々とした流れは明治・大正の美人画を経て、戦後に花開いたアニメ・漫画文化に引き継がれ、1990年代に「萌え」がイラストレーションひとつの表現ジャンルとして確立されていきました。
一般大衆への受容
「萌え」は当初はいわゆるオタク層のみに受容されていましたが、2000年代にはインターネットの隆盛とともにアニメ・漫画市場や「萌え」という概念そのものが注目されるようになり、2004年、2005年にはユーキャン流行語大賞にノミネートされるなど、「萌え」の一般認知が広がっていきます。
さらに2000年代後半には、米袋などの一般向け販売商品への萌えイラストの活用や、地方自治体による「萌えおこし」とも呼ばれる萌えキャラクターを使用したマーケティング手法が注目され、実際の成功例がでてきたことから、アニメや漫画に普段接触しない方々にも「萌え」が認知されていくことになりました。
「萌え絵師」の活躍
2010年代になると、スマートフォン向けゲームの勃興により萌えイラストの需要が急増し、多くの「萌え絵師(萌えイラストを描くイラストレーターの通称)」が商業的に活躍しはじめます。また同時にニコニコ動画やPixivなどが人気を博し、個人クリエイターが表現できる場が増えた結果、クリエイター同士の交流が深まり、「サウンドクリエイターと萌え絵師が共同でミュージックビデオを作る」というような個人間のコラボレーションもこの時期に多く産まれています。
また、(動画共有サイト・海賊版の流出を含む)萌えアニメの輸出が行われた結果、海外にも多くの「萌え」ファンを産む事となりました。中国や台湾等の漢字圏では、「萌」の字を日本と同じ意味合いで使われ始めており、英語圏でもアニメファンを中心に「moe-style art」という言葉が浸透しつつあります。
萌えイラストをたくさん見てみよう!
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