萌えマーケティングを活用した食品「萌え食品」事例
萌えイラストを活用したマーケティングで最も多い例はお米、菓子類、飲料などの食品関係です。パッケージの変更により容易に萌えイラストを取り入れられ、今まで取り込めなかった顧客層に商品をアピールできることが大きな理由で、誰にでも興味を持たれやすい商品カテゴリのためSNS等で話題になりやすいのも特徴です。
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JAうご「あきたこまち」
萌えイラストマーケティングはここからはじまった、といっても過言ではないほど有名な秋田県雄勝郡羽後町産のあきたこまちのパッケージに採用された西又葵さんによるイラスト。(上記のパッケージは二代目。)2008年9月に発売後、1ヶ月で2年分に相当する販売(約30トン)があるほどの人気となる。マスコミ等でも取り上げられた結果、同町の知名度を大きく向上し、町おこしにも発展していく。その後、萌えイラストをパッケージに使用した米袋を全国各地の生産者が取り入れ、「萌え米ブーム」が起こるほどのインパクトを与えた。
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雪印「ゆきこたん」
「雪印コーヒー」が2013年4月より開始した「オレたちのゆきこたんプロジェクト」は、歴史のある商品であるがゆえに持つ「低年齢層への認知拡大」というマーケティング課題を、萌えイラストを活用して見事に解決したお手本のような事例です。当時話題になっていた「擬人化」という概念を公式キャラクターのイラストコンテストに展開し、コミックマーケットへの出展、キャラクターのデータ素材公開による二次利用の促進、アイドルデビューなど、話題になる施策を矢継ぎ早に実行。限定パッケージにも展開し、コンビニで品切れが続出するなどブランディングに大きく貢献しました。
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瀬戸農産物加工企業組合「じゅれみっくす」
特にご当地土産で、萌えイラストをパッケージに使用したお菓子やお酒、レトルト食品などを多く見るようになりました。数多あるご当地萌え食品の中でこの「じゅれみっくす」を紹介する理由は、その本気度!岡山産フルーツゼリーの詰め合わせに加え、有名声優によるボイスCD、トレーディングカードが同梱され、さらにキャラクターの人気投票ができる仕掛けが用意されており、アニメファンに強く訴える内容となっています。「痛車ミニ四駆」を発売する等、今後の展開を応援したくなるプロジェクトです。
萌えを活用した町おこし「萌えおこし」事例
映画などにゆかりのある町や村がその作品を観光資源化する手法は古くからありますが、美少女アニメ・漫画のファンを呼び込んだり、萌えキャラクターを開発して地域活性化につなげるマーケティング手法が「萌えおこし」として注目されています。「萌えおこし」はSNSなどで話題になりやすく、伝播力が強い事が特徴です。また、グッズ販売等の展開のしやすさも大きな魅力です。
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埼玉県久喜市鷲宮「らき☆すた」
20億円以上といわれるその経済効果の高さから、最も有名な萌えおこしの事例。アニメや漫画の舞台となる場所に行くことを、ファンの間で「聖地巡礼」と呼ばれますが、アニメ「らき☆すた」(原作は漫画)の主人公達が住む埼玉県久喜市鷲宮にも、多くのアニメファンが訪れていました。地元商工会では関連グッズの販売や関連イベントの実施を行い、そのことがマスコミで取り上げられ、さらに多くのファンが詰めかける結果になりました。
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秩父市「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
「らき☆すた」がファンが自発的に聖地巡礼をした結果として萌えおこしにつながったのに対し、この「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は秩父市や周辺の鉄道会社などから構成される「秩父アニメツーリズム実行委員会」が製作委員会に関わり放送開始前からファンによる聖地巡礼を目的の一つとしていた点で、「萌えおこし」が単なる現象からマーケティング手法に昇華した事例と言えます。スタンプラリー等のイベントも実施し、秩父市の訪問客拡大に大きく貢献しました。同様の事例に、千葉県鴨川市「輪廻のラグランジェ」などがあります。
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了法寺「萌え看板」
東京都八王子市の了法寺が、誰でも気軽に入れる雰囲気を作る目的で萌えイラストを使用した看板を設置。テレビ番組などで取り上げられ、参拝客が増加しました。その後、CD・グッズ販売、ゲーム制作など、「お寺と萌え」という意外な取り合わせが大きな話題を呼んでいます。
あの企業もやっている!大手企業による萌えマーケティング事例
「萌え」のマーケティング効果が認められるにつれ、アニメやゲームと関係のない大企業も萌えマーケティングを活用しはじめています。
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グリコ「双子の魔法使いリコとグリ」
製菓メーカーの江崎グリコが産み出した萌えキャラクター。同社のホームページや店頭POP、動画共有サイトで活躍することで、ポッキーなど同社商品の顧客層拡大に貢献しています。さらには、伊藤園、岩塚製菓のオリジナル萌えキャラクターと共同で売り場を作ってスペシャルCM動画をYouTubeで公開する、スマホゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」内に登場する等、他企業とのコラボレーションにも取り組んでいます。
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シャープ「COCOROBO <妹Ver.>」
しゃべるロボット掃除機「COCOROBO」に萌えキャラクをプリントし、人気声優・木戸衣吹さんの声を採用した限定バージョン。WEBメディアを中心に、大きな話題となりました。目の付けどころがシャープですね!
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株式会社QUICK「IRroid」
若い人々に投資市場への関心を持ってもらうべく、金融情報を扱う株式会社QUICKが提供する「株価連動型人工知能プログラム」。をそれぞれの企業の特徴を反映した擬人化萌えキャラクターが、株価の上下に合わせてセリフや表情を変えていきます。画像はソニー担当の浅生 新菜ちゃん!
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